普段は精神科の病院でリハビリテーションでヨガを担当し、ヨガのインストラクターとしても活動中。
かほり先生の年末年始、タイのプラムビレッジリトリートのレポートいよいよ最終回です。
帰国してからの想い
とにかくプログラムの内容が濃く、言語の壁から通訳に集中しきれない場面や、理解がついていけ
てない時間もありました。正直、いっぱいいっぱいだった、もったいないけど未消化!!と今だに感じてます。
その中でも、現時点でピックアップできたこと、大事だな、と思ったキーワード、そして感動したことを共有したいと思います。
プラムビレッジに暮らすブラザー、シスターのふるまいが丁寧で美しい。佇まいが美しい。
プラムビレッジで修行するお坊さんのことを尊敬と親しみをこめて男性はブラザー、女性はシスターと呼びます。生活まわり、法話の準備、プログラム進行など、すべてブラザーとシスター達が参加者の為にお世話をしてくださいます。
ブラザーやシスターたちは
喜びが溢れるように微笑んでいます。
鐘の音に目を閉じてじっくりと耳を澄まします。
ゆったりと噛みしめて歩きます。
ふと立ち止まり、木々を味わうように見ています。
一口一口を音を立てずに味わいます。
余計な言葉を言わず、とにかく丁寧に選びながら言葉を発します。
いつも決して急いでいないのです。
喜びがあればいつもシェアします。
(座って星を見ていたら、ブラザーのグループが飲み物とヨーグルトをくれました)
子供がいれば無邪気に戯れる、子供も早々に気を許して一緒に居られる安心感があるよう。
彼らの佇まいを拝見し、私何事も丁寧な所作で心をこめてできるようになりたいと思いました。
立ち止まりたいと思いました。
あまりに美しい彼らのあり方を目の当たりにしたからです。
24 時間、 365 日マインドフルな状態をプラクティスしていると、こうなれるのか、
と彼らとともに過ごすことができかから感じた、気づきでした。
ある意味…ショッキングだった程です 。
人はこんなにも美しいのか。美しくなれるのか。平和でいられるのか。ゆるぎないのか。
今まで、いろんな研修 や コースで マインドフルネスを 学んだりしてきたけれど 、それはエッセンスだったんだ、と気づきました。
マインドフルな在り方をこれでもかと見せてもらったことで、今の私にとっての「あり方」のロールモデルができたこと、とても大きな変化です。
深い癒しの体験
ダルマトーク、ダルマシェアリング、コンサルテーション、そしてシンギングメディテーションで自分自身が
気づいたら深く深く癒されていました。
歌いながら、マントラの合唱を聴きながら、法話を聞きながら、
訳もなく 涙が流れるという経験もしました。
マインドフルネスは人を癒す力がある事を改めて思い知らされました。
人が苦しみを乗り越えるときに、マインドフルネスは力になる、と実感しました。
仕事でマインドフルネスを取り入れながら、一人で実践しながら、どこかで本当に意味があるのか、実はあまりないんじゃないか?と疑念を持っている自分がいました。
自分自身が内側にあるマインドフルネスとつながれていなかったことに気付きました。 プラムビレッジでの経験を経て、今は繋がりを信じることができています。
周囲に流されすぎず、粛々と自分なりのマインドフルな実践の時間を持ち続けようと思います。
継続しているプラクティス
- 朝の瞑想
- お茶を味わう
- 食事をゆっくり味わう
- マインドフルネスベル(日常の中で立ち止まる実践)
そして、仕事の中で、ヨガレッスンのなかで、常に問うていきたいことがあります。
立ち止まれていますか
呼吸に気付いていますか
今、身体の状態はどうですか
心の状態はどうですか
以上、私のプラムヴィレッジのマインドフルネスホリデイリトリートのレポートでした。
深い気付きと、これまでの経験を元にした今後の展望。かほり先生に貴重な体験レポート頂き、私達の日常にもヒントになることがありそうです。
かほり先生のレッスンもよりクオリティの高いものとなり、ひとしずくから皆様にお届けできそうです。
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