合同会社ひとしずく
にかかわる人たちのそれぞれの歩みを綴るLIFE STORYカテゴリの記事です。
’08.2月 iYogaTT(ティーチャーズトレーニング)修了
’10.6月 IYCアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT修了
’11.7月 IYCキレイになるヨガTT修了
’16年12月 陰ヨガベーシック(junostyale)
’18年陰ヨガ五行シリーズ(junostyale)

ヨガをはじめたキッカケを教えてください。

ヨガを始めたきっかけは、産後の様々な体調不良の改善でした。私には2人子供がいるのですが2人目の子供を産んで、様々な不調を感じていました。
例えば、肩こりや腰痛のような身体的不調と、精神的にも滅入る事が多くなっていた時期に出会ったのがキッカケです。

なるほどー一人目出産の時には感じなかった不調があったんですね。

そう、たまたま天神を歩いていて渡されたホットヨガの宣伝のポケットティッシュに体験チケットが入っていて、行ったのが最初ですね。
もともと、身体を動かすことは好きだったし、ちょうど下の子が2歳くらい、お父さんに預けても大丈夫な時期だったタイミングで、育児の合間に行ったみたのが始まりですね。

久しぶりの自分の時間だったのでは?

そうね、2人目は妊娠中も結構大変で、安静にしていなくてはいけなくて、安定期以降は出産まではほぼ寝たきり状態だったんです。
幼稚園のバスの送り迎え位しか外出しない期間が半年以上続いてました。

それは大変でしたね…

生まれてからも、今考えると精神的にバランスを崩していたような気がしています。
これはヨガに行こうと思う前の話なんだけど…
上の子と旦那さんを朝送り出して家に戻ると、何もできくて、部屋の真ん中でうずくまってる状態…1日中ずっと。かろうじて、お迎えとか、食事の支度、幼稚園の行事で外出することなど最低限のことはできるんだけど、それ以外はなんだか…という感じ。

今の雰囲気からは想像できないけど。。。やる気が出ない状態ですね。

そう、だだイライラしらり、ふさぎ込んだり、食べることで安心して体重も増えて、身体を動かすのもしんどくなってしまってましたね。

心療内科の知人がいて、自分なりにどうにかしたいなぁ、とその病院を訪れました。その時は、なんとか、早く、この状態を脱したい気持ちが強かった。

なんとかしようとしたんですね

その時は女性の精神科医さんが担当してくれたんだけども、その診療中、女医さんの白衣姿を目にした時、拒絶反応と違和感を感じて、診察はしてくださっても、もう帰りたくて仕方なかったですね。

病気として受け入れがたかったんですね。

診断としては、鬱まえの自律神経失調症とのことで、お薬ももらったけど…これまた帰りの道中で
「絶対この薬のみたくない。」
と、また強く拒絶の感覚がわいてきました。
何か違う、と直観的に思いました。
その時、何かが切り替わった気がする。

なるほど、、そんな時にヨガの情報がたまたま手元に入ってきたんですね

そう、ポケットティッシュが手元に!

タイミングですね、お薬をもらっても服用しなかったタイミング。

ヨガに通い始めて、最初は週1回だったのが、週2回になって、半年くらい経過した晴天のある日のことなんだけど

はい

気が付いたら、目線があがってたんです。
空が見える
自然に目に空が入ってくる
と、それに気が付いた!

へー!!

気分が落ち込んでいる時は、下しか見ていなかったんですね。それが自然と胸が引きあがって、目線が上がって、ああ空は青い、気持ちがいい、と思ったんです。
たったそれだけの事なんだけど、大きな気づきがありました。

すごい
目線、そうですね。
目線、確かに。

あ、ヨガいいかも
と純粋に思えた瞬間だったのです。

なるほど

すごいよね
目線が変わってたことに、びっくりしました。

すごいです。

状況を変えようと、どうにかしようと、していた訳ではなくて、なんとなくヨガを続けていたら、状況が変化していました。気分も、行動も。

子育ても変わりましたか?

変わりましたね。
1人目の時と2人目の時、もちろん子育てに関して余裕ができたこともあると思う。しかし、ヨガで変化を感じる前と後では、子供達への接し方も違っていたと思うし、周囲との人間関係も大きく変化しました。

というと?

無理をしなくなりましたね。
本当の自分を出せなかったキツイ時期を経て、自分らしさを発揮しながら周囲とコミュニケーションがとれるように変化してきた気がします。
子育てのコミュニティもありつつ、そことは別のヨガの仲間との交流もあって、少し広く物事を見ることができるようになったのも影響しているかもしれないですね。

そんな変化をみてきた、周囲の反応はどうでしたか?

伝える立場になった時に「すごいな、と思うよ」と旦那さんに言われたことはありますね。

そうそう、子供とのことで、印象深いエピソードがあります。
車の後部座席に2人を乗せていた時、なにか二人がしたことに(何かは覚えていないんだけど)私が何気にただ笑ったら…子供二人ともが驚いて
「お母さんが笑ったーーー!!」
と言って、また笑わせようと同じことを繰り返しやったことがあったんです。
それくらい、、笑えてなかったのね(笑)

趣味で初めたヨガだったけど、そのあと自身で真剣に学ぶ時期を経て、子育てや人間関係で辛そうなお母さん達に「何か私がお手伝いできることがないだろうか」と教え始めました。
「あのままだったら…」
「あの時、ヨガに出会えてなかったら。。。」
どうなっていたのだろう、と今改めて思います。
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