合同会社ひとしずく
にかかわる人たちのそれぞれの歩みを綴るLIFE STORYカテゴリの記事です。
プロフィール
ヨガを始めたキッカケを教えてください。
ある日、私は流行っていたギャル雑誌(なんていう名前の雑誌だったかなー…忘れたけど)を購入しました。付録にヨガDVDがついていて、当時私にとってヨガは「気持ち悪い」ものだったので、DVDは速攻ごみ箱へ。。。
そうこうしてるところに、夫が新品のDVDプレイヤーを購入して帰宅してきました。
ほう!
DVDプレイヤーの作動をテストしよう、ということになり、ごみ箱のDVDをわざわざ拾ってきて、映像を流してみたのね。
その映像は、アシュタンガヨガ(ヨガの流派のひとつ)の太陽礼拝。今思えば…コレをこのあと何万回もする人生になるなんて、思ってみなかったですね。
DVDは無事再生できたし、みながら一度やってみるかー、と試しに軽い気持ちで映像にあわせで身体を動かしてみたら、衝撃が走ったの!
一度しかやってないのに「ナンダコレ」という衝撃が!
気持ち悪いと思っていたのに!
そうそう。
それで偶然、友人がヨガを個人的に教えはじめてたので、すぐに連絡をとって教えてもらいました。それが最初にヨガを習った経験になりました。
ファーストレッスンの感想は?
「何にもできないんだ」という事実をつきつけられた。
自分の身体なのに、こんなに自由にならないんだ、頭でイメージしているようには動けないんだ、ということに愕然として…俄然やる気がでた。
できないと、やろうとして燃えるタイプ。できないことを無くしたいのね。ありとあらゆる方法を使って、ヨガについて調べて、ヨガを習得しようといろいろなスタジオに通いました。2004年、それが始まりでした。
衝撃のヨガとの出会いから、どうなりました?
人生がグッと動き始めた感じがしましたね。
DVD事件の前と後では何もかも違うかも。
自分のことを何も知らないんだ、ということに気づいてしまったのね。その発見が、その頃からずっーと継続している、今でも。毎日、発見があります。「私の中に、こんな感情があるんだなぁ」とか。たぶんこれからもずっと発見を繰り返す毎日が積み重なっていくのだと思います。
ヨガを伝えるうえでも、その発見は大切な要素ですか?
自分のことを一番しらない、というベースラインに立つこと、が何より大切なのだと思います。ヨガに出会った私達は、ヨガというツールを使って知らない自身について探求できるのだと思う。(終わりの時まで)「自分のことを知っていくため」にヨガをしている、という前提を伝えてゆきたい、と思っています。そのことを伝えたくて、レッスンしています。
でも、探求のためのツールは人それぞれで、ヨガでなくてもいいんだと思う。
人それぞれなのですね
そう、ツールは何でもいいと思う。
コーヒーを淹れることかもしれないし、お料理かもしれない、私はたまたまヨガという題材に出会ったので、活用させてもらっている、という感覚です。
自身を知る、ためのツールとしてのヨガの特性は何だと思いますか?
ヨガは呼吸とセットになっている性質上、外の世界に向かっている意識を、自身の内側に向けやすいと思います。呼吸をみることで、自身の状態にアクセスできますね。使いやすいかな。
自身の状態を知る、時に見たくないものもみてしまいませんか?
みたくないものがほとんど!9割見たくないものですねー。
蓋をしたり、金庫に入れたり、グルグル巻きにしたり、でも時々ほどいてみたり、その繰り返しです。
おそらくその繰り返しが大切で、ヨガしてる人でもしてない人でも「自分のことを知る」ということは、人生を営む上で大事だし、きっと役に立つと思う。
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