森のマインドフルネスリトリート、おかげ様で残席僅かになっております。お申込みのタイミングのによりキャンセル待ちでの受付になる可能性がございますが、キャンセル発生時には受付順にてご案内いたしますので、フォームよりエントリーください。
旅に出る理由はいろいろあれど、何かのタイミングで「旅にでることになった」結果…というお話は前回の理由_1にて語らせて頂きました。
今回のリトリートは、福岡市中心部にほど近い篠栗町の森です。JR博多駅より20分、そこから車で20分ほどいくと、深い森のなかにひっそりと佇む元お遍路宿若杉屋が会場です。
篠栗町は2009年に認定を受けた森林セラピー基地。全国64か所の中の一つです。
認定には、以下の項目において、生体測定や心理測定も実施されるようです。(特定非営利活動法人森林セラピーソサエティHPより)
・心拍変動性(HRV)
・血圧・脈拍数
心拍の揺らぎを解析することにより、自律神経活動を①副交感神経活動(リラックス時に昂進)と、 ②交感神経活動(ストレス時に昂進)に分けて数値化し、③収縮期血圧、④拡張期血圧、⑤心拍数、⑥脈拍数を測定します。血圧・脈拍数はストレスがかかると上昇します。
・気分プロフィール検査(POMS)
・SD法(森の印象を評価する)
・ストレス度の評価
・リラックス度の評価
個人的に、幸福感やwelbeing、創造性などの分野に関心がありマインドフルネスを生活に取り入れていますが、自然の中でマインドフルに過ごすだけで、考え事が深刻にならずに済んだり、もやもやが解消されたり、少し日常から離れ旅から戻ると良いアイデアが自然とわいてきたり、経験を通しても「自然の癒し」の効果を実感しています。
最新科学でも、この効果は実証されており、こちらの本では人間と自然のつながりについて、の様々なデータが紹介されています。
データのひとつを抜粋しますと、東京在住の中年ビジネスマンの集団を対象とした実験において、一団が森で3日間すごし、2~4時間森をハイキングしてもらった結果、病原菌から人体を守るナチュラルキラー細胞(以下、NK細胞)が40%増加し、その後の七日間、NK細胞が増加した状態が持続した、とのこと。
こちらの本では日本の森林セラピー基地への取り組みについて取りあげられているほか、急激な経済成長でストレスが増大している韓国における「緑の福祉」の事例や、PTSD症状のある米国帰還兵のための合宿プラグラムの話題、ADHDの子供のためのサマーキャンプの様子なども紹介されています。
反面、自然は心身にとっていい効果がありますよ、と証明しなくてはいけない状況であること自体が「不自然」ともいえるのですが、、、リトリートを企画しお届けしたいと思う理由には、その「不自然」な状態に多くの人が気づかないこと(自戒込めて)への危機感が背景にあります。自然から恩恵をうけている、ということを実感することで、都心での生活のスタイルにも必ず変化がもたらされる、と思います。食べること、買うこと、捨てること、そして様々な資源をつかこと、そう、生きることすべてについての「!」=気づきです。ご参加頂く皆様やの周囲の方の日々が心地よく変化するキッカケの3日間になれば、と思います。
合同会社ひとしずく 田中裕子
コメント