健康に投資、という動き

昨日みかけたこんなニュース

企業の健康ケアに統一基準を検討 経産省、客観評価狙う

ひとしずく的には「経済産業省が」というところがポイントです。

社員の健康に配慮することを投資として考え効果を検証する基準をつくる方針とのこと。

健康診断を実施することは労働安全衛生法で定められた企業の義務です。近年では2014年よりストレスチェック制度が創設され、労働者の心理的な負担の程度を把握することが事業者に義務付けられました。ストレスチェックは従業員数が50人未満の事業所では努力義務であり、短期契約の労働者やパートタイムの短時間労働者は義務の対象外です。

健康診断も、ストレスチェックも、不調の確認。ご経験ある方もおられるかもしれませんが、不調が確認されたら「指導」されるという何となく後ろ向きな対応になってしまう。。。もちろん、明らかな不調を正す、治療する、必要はあります。

しかしながら、ヨガをお伝えしている一人、端くれとして言わせて頂くと…不調が表面化するまで期間が大切なんですよね。

長年蓄積した生活習慣を外からの指導で正されたとしても。。。なかなか習慣を変えることは難しい、のではないでしょうか。

経済産業省がという点がポイントと触れましたが、経済や生産性の基礎となるのは「はたらく人の健康」です。このような考え方、動きが、様々な働きかけにより広く伝わっていくことを心から願っています。

合同会社ひとしずく 田中 裕子

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